日本酒業界は「BY」表記をよくしますが
BYとはBrewery Yearの略です。
私も最近知りました(笑)
新入社員から教えてもらいました(笑)
醸造年度は7月1日から6月30日を1年として
「ちえびじん 純米吟醸 愛山」は令和4年2月に仕込みましたので
4BYで醸した最後の季節限定酒になり次から新酒でのご案内となります。
新酒は新酒の良さがありますがこの時期まで熟成した旨味の良さもあり
「ちえびじん 純米吟醸 愛山」は「ちえびじん LOVE PINK」から始まる季節限定酒の中でリレー競技に例えるとアンカー的存在。
アンカーはやっぱり一番良くなければいけないですよね!
「酒米のサラブレッド」や「酒米のダイヤモンド」と呼ばれる「愛山」
「ちえびじん」も15年前から地酒専門店にお世話になり、そのお陰で多くの銘酒を飲ませて頂く中で必然的に出会った酒米が「愛山」でした。
「愛山」は育種試験が打ち切られた後、剣菱さんによって復活して頂き、剣菱さんが阪神淡路大震災の被害中に、十四代さんが残して頂いた米としても有名です。
「雄町」の血統を受け継ぎ「山田錦」よりも心白が大きい事もある。。
有名蔵が醸す「愛山」はいつしか憧れの酒米となり
「この米で醸したい」という想いが生まれました。
そんな夢が叶い貴重なお米を山形県のアスク様から分けて頂き全国の銘酒に負けない酒を醸したいとの想いを込めて醸した「ちえびじん」季節限定酒のアンカーです。
「愛山」を発売して今年で9年目を迎えますが
私の「ちえびじん 純米吟醸 愛山」を毎年飲む感想は一言で
「優雅」。
香りが華やかで甘味が広がる吟醸酒。
9年造らせて頂いてますが「愛山」で外した事はないかと(笑)
そんな「愛山」で醸す酒を今月皆様にお楽しみ頂けたらと思います。
発売は11月8日(水)を予定しております。
地元の杵築市は数年前から鱧(ハモ)に力を入れており
私は鱧の天麩羅と楽しみたいと思います。
皆様にとりまして素敵な11月になりますように。