9月22日からスタートした酒造りですが3月27日に無事に甑倒しを迎えました。
※甑倒し
酒造りの最後の醪仕込みを終えることを甑倒しという。釜に据え付けていた甑(お米を蒸すための道具)が不要となり、甑を横に倒して洗うことからこのように呼ばれている。
写真の屋根の隙間から蒸気が上がる光景は私の好きな光景です。
「智恵美人×ちえびじん」の次のステップとして「酒粕」を使用した漬物造りがあります。
毎年約3トンの瓜の粕漬を製造します。発売から25年程経過しますが3トンの漬物が1年持たずに完売する為本当に有難く「智恵美人 蔵元漬」単体のファンも多くいらっしゃいます。
瓜は地元の国東半島で栽培される瓜を使用しておりますが4年前から自社で1トン瓜を栽培する事になりました。
数日前まで蔵での酒造りから一転、春から夏は皆で農業です。
もちろんこの瓜作りにもこだわりがあります。それは土壌改良です。
通常の肥料のみならず「本格焼酎 ちえびじん」から出る焼酎粕を土に巻きます。
良質な米で日本酒を醸し良質な酒粕で焼酎と漬物を造り焼酎粕を肥料にして瓜や農作物を作る。
一切の無駄はありません。
更に昨年から種から苗を育てるように挑戦しておりますが失敗が続いております(笑)
苗作りは難しいですね。
まだまだ勉強が必要です。
トラクターで耕す工場長。
工場長は40年近く働いてくれており大変感謝しております。
農作業も大変ですが皆で作業をすると楽しいです。
瓜の奥で新玉ねぎとニンニクが収穫を迎えております。
こちらは会長が管理しながら皆で収穫を手伝い皆で分けて消費します。
この時期、新玉ねぎ美味しいですね~!
今年は最強の食材「トウモロコシ」も植えて日本酒と一緒に楽しみたいと思います。
六代目